分岐点

memory

人生何度かの分岐点があって

その幾つかは誰かの言葉がきっかけだったりする

何気なく放たれたその言葉が心に響いて

人生の方向転換に繋がることがあるんだね

私が出会ったこのきっかけの言葉は

『君、向いてないよ』だった

振り返れば、あの時のあの言葉は私の人生の一番の分岐点だったなーと

これは、私なりにたくさんの時間を使って選択した未来に向かった矢先のことで

これからはこっちの道に進もうと決めて

時間と多少お金を使って勉強をし、資格を取り、面接に行ったときの話し

面接官は二人。一人は若めの感じよい男性

もう一人は、若かった私からみたらおじいちゃんちょい手前くらいの…

メガネを少し下げて、上目にこっちを見てくる重鎮感満載の

ちょっと怖い感じの人だった

もう一人の感じの良い人と会話をしてる途中、割り込んで言われた

『君、向いてないよ』の一言は

頭を後ろからゴーンてやられたみたいなそんな感じで

あー、終わった。このえらい感じの人にそんなこと言われたらもうダメなんだろな。。

終えて帰る時には、面接を待つ人がズラっと並んでて、、

私無理か…に追い打ちをかけられちゃって

帰りの電車では、頭の中で何度もそのセリフがぐるぐるリピート。。。

でも、なぜか、諦められなかった

もう一人の感じの良い人とのフィーリングは悪くなかったし

また会う気がしてたから

で、数日後、電話がかかってきた

怖いほうの、感じの悪かったほうの、おじいちゃん(ちょい手前)からだった

ビビった

『貴方の希望の仕事とは違うけど、やってみませんか?』という提案だった

要は、合格。採用。

その時は、どんな仕事なのか?予想もつかなくて

でも、迷うことなくお受けした

なぜかって?

怖かったし、嬉しかったし、、怖かった笑

後日談、感じの良かった男性は私を

おじいちゃん(ちょい手前)はもう1人の子を選んだらしい

そして、私とそのもう1人の子の2人が採用

自慢じゃないけど…40人中の2人

自慢するには微妙な人数笑

そして、そこからが「THE人生分岐点」

1年後にはまたおじいちゃん(ちょい手前)に

『お前は〇〇〇に向いてる』と言われ、言われるがまま

資格取得のため仕事をしながら学校に通った

言いなりになってしまうほどの説得力と怖さを兼ね備えた

おじいちゃん(ちょい手前)の魔法に、私は2度も掛かって

天職だなーと思える仕事につけた

『向いてない』から始まった一見ネガティブともとれる言葉が

私にとっては❝神の一声❞になったんだよね

あれがなければ今の自分はなくて

あの頃の自分からは予想もつかない未来に、今いる

その後も、予想つかなかった未来が現実起こり続けてますが笑

間違いなく始まりはあの一言だったなって

感謝しかない

あれから何年?もう完全なるおじいちゃんだわ

いかがお過ごしですか?

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